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加害者悪質運転を立証し逆転過失ゼロ|死亡|交通事故 弁護士

東京地裁管内 和解

被害者の状況

①68歳・女性(専業主婦)
② T字交差点直線道路を被害者が自転車で左側から右側に横断、進路変更していたところ、後方から被告車両が衝突。5時間後に死亡。

認められた主な損害費目

損害額(単位:万円)

 

逸失利益

約1,610万円

逸失利益 年金分

約950万円

死亡慰謝料

約3,000万円

その他

約80万円

損害額

約5,640万円

※調整金

約560万円

和解額

約6,200万円

詳細

本件の問題点

最も大きな論点は過失割合だった。本来なら80対20前後が基準となるところである。しかしながら、実況見分調書に矛盾がある点、相手側に時速30km制限のところ時速70km以上という大幅なスピード超過があった点。また現場には街灯があり明るかった点を十分論じて、被害者の過失が無いことを主張した。その上、加害者はすでに起こしていた別の刑事事件の判決予定日に、無免許、酒気帯び、時速40km以上のスピード超過で逮捕され、まったく反省が見られなかった。

裁判所の判断

①過失

当事務所は現場の状況などを上で述べたように丁寧に立証したところ、被害者が高齢であったことも考慮され、原告側の過失ゼロが認められた。

②逸失利益

被害者は専業主婦だったので、高齢ながら、65~69歳女性の平均賃金と年金を基礎とした逸失利益を獲得することもできた。

③慰謝料

裁判所は、加害者の悪質性も勘案し、死亡慰謝料は通常2,400万円のところ、600万円増額の3,000万円を認定。

④賠償額

損害額5,640万円の10%に相当する560万円の調整金も認められ、合計6,200万円で和解が成立。

当事務所のコメント

①まとめ

当事務所の努力で被害者の過失をゼロにしたことも含め、逸失利益、慰謝料までも、ご遺族には大変感謝していただいた事案である。

②賠償額

68歳の女性として合計6,200万円は、極めて高額な賠償金であり、当事務所ならではの成果である。