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高齢者の高次脳機能障害。損保提示を大幅増額|交通事故 弁護士

■高次脳機能障害(判例057)
■後遺障害等級:第1級 確定年:

被害者の状況

①79歳・女性( )
② 被害者が自転車で右折しようと歩道から車道に出たところ、後ろから来た自動車にはねられた
③ 脳挫傷・急性硬膜下血腫などの重傷 高次脳機能障害1級
④ 被害者は高齢だが健康体で、事故に遭う前は習い事や奉仕活動などを積極的にこなしていた。しかし事故後は、動作が緩慢、段取りが組めない、新しいことができない、記憶障害、見当識(勘違い、人違い、思い込み)、作話などの症状が見られるようになっていた。依頼者である長男は、母親が高齢であること等から、当事務所に示談交渉を前提とした相談された。

認められた主な損害費目

詳細

加害者の主張

示談による賠償金の支払い提示額は1600万円。

示談の内容

①本件被害者は日常生活の全てに声かけや見守り、身体的介助が必要な状態だった。介護には基本的に家族全員であたっていたが、主に長男の妻が看ていた。当事務所は、依頼者の意向を酌んで被害者の状況を精査し、訴訟も辞さない姿勢で相手方損保と交渉を行った。

②その結果、将来介護料約4,000万円、後遺障害慰謝料約3,000万円、住宅改造費700万円等を含め、支払額 約5,400万円 (賠償総額約8,600万円から自賠責分3,200万円を除く金額)で示談することができ、相手側の提示額と比較すると、総額で約2倍弱、手取り額は3倍以上となった。

当事務所のコメント

①高次脳1級の被害者家族から、解決手段として示談交渉を依頼されることは多い。これまで当事務所の弁護士が全国の裁判所で高度な立証活動を行ってきた結果の蓄積が、業界での一定の評価となり、高額な賠償額を示談交渉で勝ち取ることが出来たと言えるだろう。

②示談であっても実績の有無が問われることをよくご理解されたい。