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脳挫傷半盲症・50%過失を反対尋問大逆転|交通事故 弁護士

東京地裁管内 (判決)

被害者の状況

①21歳・男性
② 脳挫傷、半盲症 9級
③ 相手右折、当方直進であるが、ほぼ不可抗力の事故であった。被害者が入院中に家族が50対50で物損の示談を納得させられており、後になって憤慨した本人が訴訟を起こし、過失割合について争った。

認められた主な損害費目

逸失利益

約3,200万円

傷害慰謝料

約120万円

後遺障害慰謝料

約700万円

その他

約80万円

損害額

約4,100万円

過失15%控除後損害額

約3,500万円

弁護士費用

約300万円

確定遅延損害金

約180万円

遅延損害金(2年相当)

約430万円

総計

約4,410万円

既払控除(自賠責)

-約670万円

最終金額

約3,740万円

詳細

加害者の主張

①過失

裁判が始まるとさらに原告側に過失を上乗せし、被害者側に60%の過失があると主張。

②後遺症

被害者は半盲症の後遺症を負っていたが、事故と視野障害の因果関係を認めず、支払いを拒否。

裁判所の判断

①過失について

当事務所が過失割合に強く反発した結果、当事者双方の証人尋問が行われた。尋問の中では、加害者が右折開始前に道路の左側に寄るなど、後続車に誤解を抱かせる行動をとっていたことを追及。その結果、判決では加害者側に85%の過失があると認定。

②後遺症について

視野障害についても、カルテを精査し、専門家の意見も仰ぎながら徹底的に立証したところ、裁判所は事故との因果関係を認め、余命までの期間35%の労働能力の喪失があると判断。

③裁判の結果

裁判所は当初、3200万円(自賠責のぞく)での和解を提案。原告側は不満を持ちつつも譲歩し、3600万円で折り合いをつけるところまで話は進んだ。しかし、加害者側が拒否してきたため和解は不調に終わり、結果的に裁判所は4400万円というきわめて高額な賠償金を認めた。            

当事務所のコメント

①過失について

本件では反対尋問も成功し、よい結果につながった。仮に物損で示談していても、損保側の理不尽な提示に屈せず、決してあきらめないことが大切だ。

②後遺症について争いがある場合には、信頼出来る協力医が不可欠である。

③まとめ

裁判所の和解案をそのまま受け入れる必要はなし。

本件は判決で、和解案より40%アップしたのである。