【高次脳機能障害】16歳女性脳外傷併合5級、弁護士交代で2.5倍7550万円和解
16歳女性、併合5級(高次脳7級・外貌7級)、約3000万円で示談を勧められていた弁護士介入事案。当方が受任し、約2.5倍の7,550万円で和解した例
自転車で青信号交差点を横断中、同方向右折車両に撥ねられた。
自賠責併合5級(高次脳7級・外貌7級)を緻密に立証した。
- 被害者の状況
16歳女性
頭部外傷(脳挫傷)による高次脳機能障害7級ほか、併合5級
- 相談の経緯
既に他の弁護士に依頼して自賠責併合5級1,574万円は取得済み。
高次脳機能障害7級のみの評価で約3,000万円の示談を強力に勧められていた。
母親が示談案を不満に思い、当事務所へ相談し訴訟を提起。
- 加害者の主張
・外貌7級は逸失利益に反映しない。高次脳7級で評価済み。
- 裁判所の判断
外貌7級部分も請求に含め、高次脳機能障害7級を厳密に立証し、当方主張が認められ、自賠責控除後7,550万円で和解した。
千葉地裁管内 和解 2013
- 当事務所のコメント
弁護士の示談交渉では、解決額が裁判の8割程度に収まることが多い。
とくに高次脳機能障害や外貌醜状の逸失利益の立証は、単に交通事故取り扱いの弁護士だけでなく、医療や損害に精通している弁護士か否かが重要なポイントである。
この点が顕著に表れ、当初示談案約3,000万円から2.5倍の約7,550円に大幅増額した事案である。
損害額(単位:万円) |
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逸失利益 |
約6,690万円 |
傷害慰謝料 |
約350万円 |
後遺障害慰謝料 |
約1,500万円 |
その他 |
約230万円 |
損害額 |
約8,770万円 |
任意控除 |
-約200万円 |
自賠責控除 |
-約1,570万円 |
※調整金 |
約550万円 |
和解額 |
約7,550万円 |
※遅延損害金及び弁護士費用相当額 |